顧客一人一人に合わせた商品提案を実施する代わりに、どんな顧客にも対応できるように品揃えを豊富にする地道な努力によって顧客と信頼関係を築く代わりに、定期的に特売を実施しチラシで告知することで、価格優位と広範な集客で対応するこれは実際にスーパーマーケットが実施して効果を上げていることです。そしてその結果、特に郊外においては、前段に見られたようなタイプのよい魚屋さん(または八百屋さんでも肉屋さんでも)のほとんどは姿を消してしまいました。

 

ウェブに話を戻しましょう。言うまでもないことですが、情報発信にはコストがかかります。このコストをどう捉えるかによって、SEOの成否は決まります。サイトによっては、SEOに取り組まないという選択肢は大いにあり得るでしょう。

 

情報発信するコストやロイヤリティを高めるためのコストを販売価格に転嫁できない場合には、情報発信を指向せず、つまりはSEOを実施せず、価格と品揃えと広告で勝負するという方向性を打ち出すのは正解です。
ここまで述べてきたとおり、SEOには検索者の視点が必要です。それは、自分たちが伝えたいメッセージだけを一方的に送り出すだけだった多くの企業にとって、サイトの運営姿勢を大きく見直すことを強いるものです。場合によっては大きな困難をともなうかもしれません。

 

より具体的には、代替品との比較で特長に乏しい商品や、どこででも手に入る商品を扱っているような場合、または商品点数があまりにも多いような場合などです。こうした場合、楽天やAmazonに出店し、広告で集客し低価格を競うというのは潔いと言えるでしょう。